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気仙沼市議会映像配信

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録画中継再生

※本会議の録画映像をご覧いただけます。

  • 令和2年第111回(6月)定例会  6月23日 本会議 一般質問
  • 未来  村上 伸子 議員
◎一問一答
1.社会の中で孤立する人々への施策について
  2018年に書かれたある記事によると、人間の孤立は個人の問題と見られがちですが、実は健康悪化や経済の不安定化を通じて、社会全体に深刻な影響を及ぼすのだそうです。英国政府は超党派の下院議員から成る「孤独対策委員会」の提言を受けて、2018年1月に「孤独担当相」の新設を発表しました。省庁が横断的に人々の孤独対策を練り、地方自治体、ボランティア団体、企業などと一緒に、密なコミュニティを構築するのだそうです。孤独が社会に与える影響という点では、言葉や文化が違っても、ここ日本も同様の状況だと推測されます。今回は、本市における孤独問題を喚起する目的も兼ね、質問をしたいと思います
(1)貧困、あるいは高齢化などが社会問題として捉えられるなら、人間の孤独も、前段で述べたように、一つの社会問題として認識されるべきだと考えます。2005年のOECDによる調査では、日本の社会的孤立の割合は、加盟国20カ国中最も高い割合となっています。新型コロナウイルスの流行に伴い、「3密」の回避、集会の縮小などが指導されており、基本的に家で時間を過ごし、他者との接触をできるだけ避ける生活様式が、市民がより孤立する原因となっていると思われます。市の地域福祉計画において、高齢者や障害を持つ方たちへの施策は言及されていますが、その他の支援が必要とされていないと見られがちですが、現実には孤立している市民への対応が明らかにされていません。そういった方々を広くカバーする施策が必要と考えますが、市の考えを伺います
2.男性の孤立化を生む意識について
(1)社会的孤立者には、様々な年齢層と社会的背景を持つ人々がいますが、ここでは、敢えて、中高年の単身男性に目を向けた質問をしたいと思います。概して、中高年の男性は女性よりも地域で孤立してしまう傾向にあると言われます。近所や友人との付き合いの調査では、男性の方が交流回数が少ないという結果が出ているほか、孤独死のリスクも圧倒的に男性の方が高いという説もあります。幼少期から「男は男らしく」や「男性の居場所は家の外(つまり仕事)」といった観念の中で育ってきた結果、高齢となった時に「仕事以外での社会とのつながり」や「家での生活能力」の欠如に直面した結果が孤立なのだと思います。さらに、「悩みを吐露すること」や「他人に頼ること」ができず、一人で苦しみを抱えてしまう人も少なくないのが現状です。幼少期であれば教育が、社会においては男女共同参画のアプローチが大切だと考えますが、現在、市はどのような施策を行っていますか
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